沈黙

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Netflix

マーティン・スコセッシ監督沈黙 ーサイレンスー が配信さてれいるのに気づいたのは Netflix でだった。もうずいぶん前のことになるような気がしている。見よう見ようと思いつつ、先に小栗康平監督FOUJITAを見たりしているうちに、月日が過ぎていた。

つい先日になってようやく見た。スコセッシは単に残酷なサディズムの場面を撮りたかっただけではないか、「最後の誘惑」も結局のところ……、という考えが過ったり、英語と日本語というのは奇妙で、全部英語にした方がすっきりするのではないだろうか、まぁ、こういうのは枝葉か、なによりも、沈黙というわりには賑やかで、などと思ったりもした。

amazon

調べてみると、スコセッシ監督沈黙 ーサイレンスーはamazon prime video でも配信されていた。amazon prime video では、prime 会員見放題対象ではないものの篠田正浩監督のものも配信されている。ちなみに遠藤周作の原作はKindle本化されているものの、現在のところKidle Unlimited の読み放題対象ではない。角川文庫のものはよく読み放題対象になるが、新潮文庫のものはあまりならないようなので、望みは薄いのかもしれない。

殉教と切腹

この沈黙 ーサイレンスー、映画にしろ原作にしろ、「なぜ神は沈黙するのか」と問うことがテーマになっているが、山本博文殉教~日本人は何を信仰したのか~(光文社新書)によれば、そもそものこの問いが実際の歴史としては成り立たないらしく、殉教者にとって神の沈黙は当り前なのだそうだ。

山本博文氏の本は他に、切腹~日本人の責任の取り方~(光文社新書)日本史の一級史料(光文社新書)日本人の心 武士道 入門(中経の文庫)などがKindle Unlimited の読み放題対象になっている。これらが、どちらかといえば正道だとすると、邪道と呼ぶべきものなのかもしれないのが、切腹論考 八切意外史(八切 止夫)。

Hulu と Netflix

こうして、切腹が出てきたので、ふと思い出して、Hulu を検索していみる。小林正樹監督、橋本忍脚本の切腹は、今も Hulu で配信されていた。切腹論考の視点は、この映画切腹に近い、とそんな連想もあった。沈黙 ーサイレンスーより切腹だな、と思い、沈黙 ーサイレンスーよりFOUJITAだと思った。

最後にメモ。Netflix で 沈黙 ーサイレンスーを見ようとすると、こちらもオススメ、として、レヴェナント 蘇えりし者が出てきた。レヴェナント 蘇えりし者の、こちらもオススメ、には、アメリカン・スナイパーイングロリア・バスターズが出てくる。こちらもオススメ、の方が良い映画だ、と思った。

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