ザ・フォロイング

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現在、hulu でシーズン3まで見ることができる。

あらすじ紹介や感想というものは、できるだけやらないと決めた。では、どんな書き方があるのか、そんな実験をしている。これまでは、各サービスで見ることの出来る作品をリストにしてきたが、そればかりでは面白くない。今回はひとつの作品に絞ってみる。

まずは、このケビン・ベーコン主演のドラマ、ザ・フォロイングにしようと思った。連続殺人鬼と元FBI捜査官の戦いの話。メンタリスト と同様に、単独犯というだけではなく、殺人鬼がカリスマとしてカルト的な犯罪組織を作る。このザ・フォロイングでは、ポーの文学を旗印に集う殺人狂たちの集団ということになっている。

イーストウッドの「ブラッド・ワーク」を連想させるところもある。疾患の設定であり、元捜査官と殺人鬼の濃密な関係もある。捜査官と殺人鬼の濃密な関係と言えば、「羊たちの沈黙」に代表されるレクターものも思い出す。

ウィキペディア日本語版の記載によれば、シーズン3で打ち切られたとのことだが、メンタリストと比べると、ユーモラスな場面が少ない。ハンス・レクターと比べると、優美さに欠け、狂気の度合い、描写も弱く、また、他人にやらせる、というところが、後味の悪さを強める。こんなところが欠点になるだろうか。

ただ、この短所も、見方を変えると、緊張感を高める長所になっていると言えるかもしれない。殺人鬼とそのフォロワーたちにうんざりしながらも、知らず知らずのうちに、FBIの戦いに肩入れをして、見入っていたりする。

これが、シーズン1を見終えたところでの感想になるか、と、感想は書かない、としつつ、結局、また感想を書いてしまった。なかなか難しい。

メンタリストの中に、ハムレットについて、「たくさん人が死ぬ話です」とまとめる場面があるけれど、このザ・フォロイングというドラマも、いっぱい人が死ぬ。殺人鬼を扱うから被害者が多くなるのは当然として、捜査官側もよく死ぬ。ケビン・ベーコン演じる主人公の設定としても、子供の頃から彼の周りで人が死ぬ、ということが重要な鍵になっている。このことは、ダーティー・ハリーにつながるか。あるいは、「七人の侍」の方が近いのだろうか。それとも「太陽にほえろ」か。

人の命を弄ぶのは誰なのか、ともふと思う。都合よく拷問をしてしまう設定は、24 に近いか。組織で浮いているというのは、ジャック・バウアー的でもある。こう書いたところで、ダーティー・ハリー は、組織から浮いているようで、また、バッジを投げたりしても、退職することにはならないんだよなぁ、などと思う。

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